FILE:049 星空へ架かる橋

◆評価:★★★(45)

TITLE 星空へ架かる橋(ほしぞらへかかるはし)
DATA 2011年

 

◆あらすじ。

都会から弟・星野歩の療養のために、自然に囲まれ空気の綺麗な山比古町に引っ越してきた星野一馬。

父親の馴染みの旅館である『よろづよ』に間借りすることになっていたのだが、よろづよに向かう途中、慣れない田舎の道を間違えてしまう一馬たち。

しかも、ちょっとしたトラブルで一人で山に入っていく一馬…。

見知らぬ山の奥、不安な一馬の前に一人の少女が現れる 。

※引用元『星空へ架かる橋』公式サイトより。

◆よくあるエロゲの(以下略)。

じつは、最初に白状してしまうと、本作ではそれほど特筆すべき箇所がない。

なんて言ってしまうとミもフタもないので、まずは作品の周辺事情から簡単に解説していこう。

 

アダルトPCゲームの制作会社「feng」の作品であり、『あかね色に染まる坂』と世界観を共有している作品である。

 

いちおうゲーム上では3部作の最後の作品となっている。

1作目『青空の見える丘』

2作目『あかね色に染まる坂』

3作目『星空に架かる橋』

 

という具合である。昼・夕・夜って感じですね。

 

ちなみに、調べていて見つけたことなんですが、本作はアダルトゲームでバイノーラル録音を使用した初めてのゲームと謳っているそうです。

 

最近ASMRにハマっているアニシエとしては、ちょっと心惹かれる言葉である。

※ASMRがなんであるかは、知りたい人はググるかYou Tubeで検索してみてください。

 

物語の舞台は岐阜県高山市一之宮町をモデルとしているそうです。

 

あまり聖地巡礼とかに興味がない内向的なアニオタなので、その一之宮町がどれだけ似ているのかはちょっと分かりません。

本作に惚れ込んで巡礼している人がいたらぜひ、旅の感想を聞かせて欲しいですね。

 

ちょっと気になって軽く検索してみたら、聖地巡礼している人がすぐ見つかりました(笑)。

どんな作品にもやはりコアに楽しむファンというのは存在しているのですね。

 

◆内容は誰が観ても

『普通』と言う感じ。

 

良くも悪くも、と但し書きがつきますが、どちらかといえば良い意味で「普通に楽しめる」という作品です。

 

よくあるエロゲの(以下略)作品として、教科書どおりの進み方をしている感じです。

メインヒロインの攻略ルート(最ハッピーエンド)の中に、各週その他の女性キャラの紹介と短いエピソードを挟み込みつつ、全ヒロインとの関係性を見せつつ進行していく。

 

なので、ながらで声だけ聞いていても、なんとなく物語の流れは最初と最後だけ観ればわかってしまうくらいシンプルである。

 

作画的にも破綻しているほどヒドイ部分はなかったように思います。

 

◆控えめなお色気は好印象。

登場する女の子はすべからく可愛い。

 

純粋清純少女

典型的ツンデレ、

対称的な癒し系、

とにかく明るい元気系などなど……。

 

テンプレ通りのラインナップではありますが、これだけいれば誰か一人くらい自分好みの子が見つかるはずです。

 

そして弟である歩の可愛さは、禁断の扉が開いて、新たな性癖が開眼しそうなくらいダントツで可愛かったのがヤバかった。

 

ありかなしか! と聞かれたら……

ありだな!

と言っちゃうくらい可愛かった。

 

とはいえ、エロゲ原作のわりに、それほど過激な描写は無く、ちょっときわどいアングルだとか、パンチラがある程度なので、中高生の男子が観てても大丈夫。

 

突然オカンがノックもせずに部屋に入ってきたとしても、それほど気まずくないレベルに抑えられているので安心して観るべし。

◆声優について。

『住めば都のコスモス荘すっとこ大戦ドッコイダー』のレビューで書いたけど、緒方賢一さんが出ています。

声を聞けば一発で「緒方さんだ!」と分かりますが、視聴後には、やっぱりキャラクター名が出てこない(笑)。

今回、声優さんについてはこれくらいしか書くことないな(おざなり)。

 

◆総評。

主人公の星野 一馬がかなり好青年で、観ていてそれほどイライラさせないところがいいですね。

 

ハーレム系の物語だと、主人公の過剰な優しさで相手を勘違いさせたりして、すれ違いが起きるパターンが多いのだが、そうなる前にしっかり一線を引ける毅然とした態度は、好印象である。

 

物語として、つまり男女の恋愛について、しっかりと答えを出すというスタンスは前作『あかね色に染まる坂』でも描かれているので、feng作品の持ち味なのでしょう。

 

というわけで、ながらで観る分には文句はない。

 

ただ冒頭でもきっぱり宣言しましたが、これといって特筆すべきものは(やっぱり)なかった。

 

たとえばこれらの作品群を観て、全話観ていないのに待っていられなくなって原作ゲームを買ってしまう……くらいの強烈なインパクトがある作品には出会えていない。

 

今後、そういった作品に出会えたときには評価の★がひとつ増えることでしょう。

 

良くも悪くも普通であるハーレム作品において、大事なこととはなにか?

 

観ていて(あるいは流していて)精神的に癒やされるかどうかではないだろうか?

 

そういう意味では本作はキャラクターそれぞれが可愛く表現されていて、癒されました。

 

あざといエロスも、イラっとくる無意味なハイテンションなどもなく、全体的に落ち着いた雰囲気があり、のんびり視聴することができました。

 

というわけで気軽に可愛い女の子が話しているような物語が観たい、というちょっと疲れている人にはオススメできるかもしれません。

 

(女性でもいるかどうかはわからないので)男なら、ときおり無性にこのような能天気型ラブコメハーレム恋愛物語が観たくなるものなんです。

 

そして「いやあ、予想はしてたけど……普通だなあ」と口にしたいのである。

なんちゃって。

 


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