FILE:030 いぬかみっ!

評価:☆(評価対象外)

TITLE いぬかみっ!
DATA 2006年

 

◆あらすじ。

由緒正しき犬神使いの一族・川平家、その末裔で能力不足により勘当された高校生の川平啓太のもとに、一人(一匹)の犬神が現れた。「ようこ」と名乗る犬神は楚々として従順、しかも容姿は抜群。
さっそく啓太は主従の契りを結び、ようことの共同生活を始める。
だが、実はこの彼女、かつて誰もがコントロール出来なかった犬神の中の大問題児だったのだ!
お金も女の子も大好きな煩悩の塊の犬神使い・啓太と、破壊好きで嫉妬深い犬神・ようこが繰り広げる魔物退治とドタバタコメディの数々!果たして啓太とようこの行く末は・・・!?

 

※引用元『いぬかみっ!』アニメ公式サイト

 

◆無理でした……。

 

主人公が福山潤で、さらに他のキャストを調べると千葉繁やら速水奨やら若本規夫やらと個人的に好きな声優がたくさん出てくるのだが、どうにも2話目を観たくらいでお腹いっぱいになってしまった。

 

初回の冒頭でカッコよく妖怪退治をするシーンがあり、期待感を煽られたのだが、その後の展開は基本的にテンション高めのドタバタコメディーである。

 

言っておくがアニシエはコメディが嫌いなわけでも苦手なわけでもない。むしろ好きな部類である。

 

では、なぜ最後まで観ることができなかったのか? その解説は後述するとして、とりあえず一言だけ言っておくとすれば、この作品は視聴者を選ぶ、ということである。

 

 

◆大事なのは軸となる関係性ではないかと。

 

ある側面から論じると、『笑い』というのはギャップとミスマッチによる違和感からくるボケとツッコミによって生じるもの、という定義付けができると思うのだが、その持論については以前に『フルメタル・パニック』のレビューで書いたのでそちらを参照されたい。

 

2話まで視聴してみて、最初に頭に浮かんだのは『うる星やつら』の諸星あたるとラムの関係性である。
非常に似通っている設定ではあるものの、本作の主人公・川平啓太とヒロインであるようこのタッグとは決定的に違う部分がある。

 

それはキャラクターのポジショニング(設定的立ち位置)である。

 

基本的にあたるとラムの関係性は、ラムの一方通行の恋心が揺るぎなく存在し、あたるは束縛を嫌い、あらゆる女性に声を掛けるというスタンスを徹底的に貫く。

 

このスタンスを軸に、あたるはラムの追跡から逃れるためにまじめな顔をして嘘をついたり、あるいはシリアスなエピソードでは本心を見せたりして、そのギャップを楽しむという構図がしっかりと構築されている。

 

本作を2話まで観た限りでは、主人公と隷属(あるいは盟約)する犬神である『ようこ(=ヒロイン)』の距離感に統一感がなく、その場のノリでコロコロ変わる印象を持った。

 

 

ようこは啓太に対して挑発するフリだけでお預けをくらわせるのだが、そのくせ他の異性に目移りすると嫉妬するという、なんともどっちつかずの行動をする。

 

 

複雑な乙女心と言ってしまえばそれまでなのだが、そこにはさらに複雑性を増す設定として犬神と、それを使役する主人公という立ち位置が存在する。

 

 

だが、このポジションは作中において必ずしも上下関係をはっきりさせるためのギミックとして付加されているものではないようだ。

 

つまり縛りを厳密に設定している関係性によるギャップなどを楽しむ作品ではない、と言えるだろう。

 

この作中の関係性に一貫した軸がないという点について、好意的に言い換えれば、序列のない主従関係という新しい関係性として捉えることも可能なのだが、それにしてはその斬新な関係性についての(初回での)謎めかし、あるいは基礎的な解説もない。

 

もしかしたら原作、あるいは3話以降でふたりの関係についてのエピソードがあるのかもしれないが、申し訳ないけれど、そこまで持続できるほどの興味をそそらなかったので、途中で止めてしまったわけである。

 

 

◆総評。ヘンタイ&ハイテンションが好きな人向け。

 

というわけで、ここからはアチコチのレビューサイトを覗いてみた結果をざっくりとまとめてみました。
アニシエが2話まで観てみた感想として、

 

・男の裸がやたらでてくる。
・基本的にハイテンションである。
・色々なアニメ作品のパロディが含まれている。

という3つの点を上げることができたのだが、全話視聴した人々のレビューを観ても、だいたい同じようなことは書いてあった(笑)。

つまり、最終話まで上記の路線を大きく逸脱するような超展開はないようである。

 

以下は調べてみた結果のコメントを要約したものである。

 

原作では女性キャラ(というか犬神たち?)のお色気描写も多々あるが、アニメではばっさりと少なくなっている。その反面、なぜか男の裸率が上がっている。

 

2~4話くらいまで視聴してメンタル的にドン引きしたままの人は、その先まで観る必要はないと思う(けっこう多い意見である)。

 

また、人によっては、

・ずっと笑いながら最後まで観れた。
・犬神が可愛い。
・物語的に面白い。

という肯定的な意見も決して少なくはない。

 

 

というわけで、調べた結果から感じた総合的な評価としては、

ギャグアニメとして好き嫌いがハッキリと分かれる作品

であると言えるだろう。

 

アニシエは残念ながら耐えきれませんでした。

 

 

けっこう「コメディ好きなら楽しめる」と書いてあることが多いのだけど、アニシエもけっこう好きなんだけどなあ……。どうにも水が合わないという感じでしたね。

 

 

男の裸、ヘンタイ的なネタ、ハイテンション、パロディ……などの要素が好きな人は最後まで行ける気がします。

 

かなり限定されてくる絞り込みですね。

 

自信のある方は一度お試しあれ。
最後まで視聴できた方はコメント欄に完走の感想をお願いします。

 


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