評価:★★★★(79)
TITLE |
機動警察パトレイバー劇場版 (きどうけいさつパトレイバーげきじょうばん) |
DATA | 1989年 |
目次
◆あらすじ。
原因不明のレイバー暴走事故が多発。篠原重工のレイバー用新OS「HOS」を怪しんだ遊馬は独自に調査を始め、コンピュータウイルスの存在に突き当たる。しかしHOSのプログラマー帆場瑛一は、数日前に海上プラットフォーム「方舟」から投身。方舟に強風が吹けば、首都圏で稼働中の約8000台のレイバーによる未曾有の暴走事故が発生すると突き止めた第2小隊は、帆場の姿なき犯罪を止めるべく、大型台風が接近する方舟の解体に決起する。
◆マンガは原作ではない。
『パトレイバー・シリーズ』を語る上で、よく勘違いされていることのひとつに、原作はマンガだと思われていることがある。
しかし、漫画家である ゆうきまさみが描いていたマンガ版『機動警察パトレイバー』は、厳密に言うと原作ではない。
ゆうきまさみは、原作者のひとりである、というのが正確な表現だ。
『機動警察パトレイバー』は、原作者集団『ヘッドギア』によって企画されたメディアミックスの先駆け的な作品であり、そのマンガを担当したのが『ヘッドギア』に所属していたゆうきまさみなのである。
そもそも、本作の企画の出発点が同好の士が通う喫茶店での企画ごっこからはじまったことは、古き良き時代からのアニオタならば有名なエピソードである。
アニメのメカニックデザイナーである出渕裕(いずぶちゆたか)、さらに今ではアニメ界に不動の地位を占める巨匠・押井守までもが参加してはじまり、ついにはアニメ史にその名を残すほどの名作となって結実した作品でもある。
『パトレイバー・シリーズ』そのものはマンガとアニメがパラレルワールドのように並行して展開していき、キャラクターの登場順や重要度が変わっている。
いずれシリーズすべてをレビューしたあかつきには、その辺の細かい設定を概括したまとめページを作りたいと考えてますが、とりあえずはマンガ・アニメ両方ともが正史として進行していて、やがて一本の物語として収斂されていくということだけは、メモ程度に記載しておこう。
それと、本作の正式タイトルについてですが、広く一般的には、
『機動警察パトレイバー the Movie』として知れ渡っているのですが、どうも公式サイトの表記を見る限りでは、
『機動警察パトレイバー 劇場版』なんですよね。
じっさい、本編のタイトル映像にも『 the Movie 』の文字は存在しないので(現行のDVDやBlue-ray版のパッケージには『PATLABOR THE MOVIE』とすべて英語で表記されているが、これはデザイン上のもの)当サイトでは公式に準拠したタイトルで表記しています。
個人的には『 the Movie 』の方が慣れ親しんだ感じがありますけどね。
初期OVA作品『機動警察パトレイバー アーリデイズ』から本作、そしてTVアニメ化されたという特殊な経緯を持つ作品であり、OVAからテレビアニメ化された史上初の作品となる。
◆一流のスタッフが生み出す未来像がすごい。
作品の時代設定は1999年が舞台となっている。
これは映画公開時(1989年)からおよそ10年後の近未来である。
今ではすっかり過去の話となってしまったが、当時における未来予測と考証には驚かされる点が多い。
1989年当時は、パソコンを持っている(あるいは使える)ひとの方がまだまだ少ない時代である。
どれぐらいパソコンの普及率が低かったかというと、この年にようやく「HTMLの概念が提案された」というくらい未開拓な時代なのである。
HTMLとは「HyperText Markup Language (ハイパー・テキスト・マークアップ・ランゲージ)」の略である。
どんなにパソコンやネットに疎くても現在(2019年)、HTMLという単語には聞き覚えがある人の方が多数を占めているはずである。とくにこのページを見ている人ならほぼ単語ぐらいは見知っているはずである。
どんなものかということを簡単に説明すると、
現在のネットワーク上におけるホームページのほとんどすべてが、このHTMLというコンピューター言語に基礎をおいて作られているくらい、ベーシックな言語である。
また前年(1988年)にはNTTが世界に先駆けてISDNという(当時としては)高速な通信回線の商用サービスを開始ている。
今では自宅は光回線、外では4G回線が当たり前である。
ちなみにISDNと現代の一般的な光回線の通信速度さは、ISDNの最大速度で計算したとしてもおよそ800倍の差がある。
ISDNは当時の情報量(ほとんどがテキスト情報)で言えば申し分ない速度であり、また電話線から繋げられる利便性(ダイアルアップ接続という)から、あっという間に普及したのである。
そしてこの爆発的なインターネットの普及がなければ、今日のような高速回線の技術向上もなかったであろう。
それくらい情報テクノロジーのインフラというのは猛烈な速度で進化してきたのである。
さて、インターネットの歴史を細かく紐解いていくと、それだけで長大な記事になってしまうので話を元に戻そう。
インターネットすら普及していないような時代に、その10年後(つまり1999年)の未来について、リアルさを追求した考証によって描かれている本作では、驚くほどの先見性がみてとれる。
まず、物語の軸となる事件にはコンピューターウィルスが絡んでいる点。
じっさいの1999年には、じんわりとネットが普及しつつも、やはりまだまだ好事家の趣味レベルであった。ちなみに今では誰もがお世話になっているグーグルが誕生したのは2年前の1997年である。
コンピューターウィルスは当時から存在していたが、その驚異を一般人が自分の問題として認識するようになるのは、もっとずっと後のことである。
通信回線の問題、コンピューターを動かすソフトの問題、インターネットの普及など、基本的なインフラに対する的中こそないものの、コンピューターが制御する労働環境や、それにともなうウイルスによるテロ行為の危険性などを早くも指摘している点は、すごい想像力だと脱帽する。
また、近未来にあってもそれほど急変しないのは住環境であるということにも着目していて、じっさいその通りだという側面も現実と合致している。
そして、これは恐ろしい偶然ではあるが『パトレイバー』の世界では1995年に都心部で直下型大地震が発生したという背景設定がある。奇しくも阪神淡路大震災が起こった年と重なっている。
経済自体は、まだバブル期後半の状況であったせいか、雰囲気として好景気な世界観が描かれているのは大きな差異であるが、住環境の急激な変化がないせいか、それほどの違和感は感じられない。
しかし、これだけ設定にこだわっていても、缶ジュースのフタがプルタブではなくプルトップのままである。
さすがに「そんなの想像できるかよ」というレベルですが、すでに過ぎている年月を予想して描かれている作品というのは、こういう答え合わせ的な楽しみ方もできるところが面白かったりする。
その時代をリアルタイムで過ごしていればなおさらですね。
◆リアルロボットとリアリズム。
従来の定義における『リアルロボット』という存在は、あくまで戦時下に開発された軍用兵器としてのリアリティを追求していたものであった。
敵対する対象が他国家であろうが、異星人であろうが、ロボットが果たす役割は戦争の中が主流であり、アニオタにとってもそれが当たり前であった。
なにを指して『リアル』だったのかと言えば、それは兵器として存在しているということであり、その後に発展していったのは、ロボットを取り巻く人間のリアルさを追求していくことであった。
巨大なロボットが存在する必然性、それを運用する軍隊の必然性、そして戦争の最前線で戦うキャラクターの必然性。
『リアルロボット』を取り巻くリアルさは、そのまま戦争の悲劇をもの語る方向へとシフトしていった。
※ジャンルとしての『リアルロボット』と『スーパーロボット』の差異については別記事で考察していこうと思うので、ここではあまり深く言及しません。
※追記:詳しくは【カテゴリー】『リアルロボット』と『スーパーロボット』についてを参照ください。
戦場という非日常の世界を描くリアリズムとは異なり、『パトレイバー』の世界は(当時の)現代社会そのものを舞台としている。
現実の社会に巨大なロボットが日常化して存在している世界。コンビニや自動販売機と同じように日本の社会に巨大なロボットが溶け込んでいる状況を描写することによって、これまでのアニメとは視点の違うリアリティを打ち出している。
日常の中にロボットがいる現実感(リアリズム)。このコンセプトをさらに強固なものとして確立するために、本作では東京の下町としての情景が残る場所を徹底的にロケハンして、そこから背景が描かれている。
要所々々で挿入される綿密な町並み、松井刑事が帆場の痕跡を巡るシーン、暴走レイバーをとめる特車二課のアクションシーンなどに、その努力が結実している。
今でこそ、アニメであれ実写であれ、リアルな町並みにロボットや怪獣を組み入れることは、それほど難しい技術ではなくなっているが、80年代という時代においてじっさいに存在する場所を描写することに、ここまで徹底している作品は存在しなかった。
こだわりから生まれたリアル(と、描写の美しさ)が結集した渾身の作品だからこそ、令和になった現代においても色褪せることなく、ファンを魅了し続けていることは間違いない。
◆押井守監督とスタッフ陣
企画としての『パトレイバー』を固めるために作られたチーム『ヘッドギア』。
そこに最後のひとりとして参加したのが押井守である。
この当時からすでに「難解な作品をつくる人」として名を馳せていたようで、エンターテイメント要素の強い本作で監督をしたことは、ひとつのターニング・ポイントであったと後に語っている。
しかし、押井守監督の持ち味は、もともとが一風変わったギャグセンスであったということは、古き良き時代からのアニオタならば知っている人も多いだろう。
ギャグセンスが良かったという事実は、彼の代表作として浮かぶタイトルが『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』ではなく、TVアニメ『うる星やつら』あるいは『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』である人には、頷いてもらえる事実であり、『パトレイバー2 the Movie』や『イノセンス』から押井監督を知った人には、けっこう驚かれる事実である。
押井監督が描く、人間についてのリアリズムには
人間とはなにか?
現実とはなにか?
という要素がふんだんに盛り込まれている。
おそらくこういった領域を徹底的に描き尽くしてみたいという欲求が強いせいで、難解な作品が多くなるのだろうが、そんな作品群の中において最も娯楽性のバランスが良い作品が本作だと言われている。
押井監督作品で(国内外合わせて)最も評価が高いのは『GHOST IN THE SHELL』ではあるが、次作として本作を取り上げるアニメ好きは多い。
アニシエはどうかといえば、『パトレイバー2 the Movie』も捨てがたい……だが、たしかにエンターテイメントとしてのバランスはこっちの方がいいし……非常に悩ましいところである。
ところで、押井守がヘッドギアへ参加してメカデザインを担当した出渕裕に対して、パトレイバーのデザインがリアルではないと指摘して「メカ音痴」だと誌面で愚痴をこぼしていたのは有名な話である。
だが、個人的にはやはりロボットは機能だけでなく格好良さにも着目してもらいたい。
主役機であるイングラムをはじめ、本作には登場しないがグリフォンやブロッケンなどの格好良さは、そのまま『パトレイバー』の代名詞となるほどのシルエットと存在感を持ち得ている。
主要なロボットが2機。本作で登場するイングラムの後継機である零式を合わせても3機。その他の関連シリーズから取り揃えたとしても10機と満たないロボット群であるのに、プラモデルやフィギュアが発売されるたびに話題となるアニメというのも珍しい。
似たような現象は『新世紀エヴァンゲリオン』の時代になるまで訪れなかったと言ってもいいだろう。
メカデザインに関してだけは、監督権限で変更されないでよかったなぁと思います。
やっぱりある程度は格好良さも大事ですよね?
劇伴を担当した川井憲次はそのまま『GHOST IN THE SHELL』を一緒に作り上げることになるコンビですね。
作品を観てから(映像が間に合わなければ絵コンテなどで)イメージを膨らませて作曲するタイプであると公言している人であるが、なるほど見事にマッチしている楽曲は素晴らしいの一語に尽きる。
今後のレビューに置いても押井監督とセットで登場する巨匠である。
ちなみにレンタルビデオ全盛期のアニオタなら誰でも記憶に焼き付いているはずの、テープ頭に流れるバンダイエモーションの映像(雲が鳥に変わっていくタイプ)のBGMも担当している人である。
その節は(?)お世話になりました。
◆声優陣は好みの布陣。
押井守監督が手掛けている作品で、同じサンデーでマンガが載っていたからか、『うる星やつら』と『パトレイバー』の声優陣には馴染み深い人が多い。
篠原遊馬役の古川登志夫、松井刑事役の西村知道、シバシゲオ役の千葉繁、進士幹泰役の二又一成(『めぞん一刻』の五代役の方が当たり役ですが、原作者が同じであり『うる星やつら』にも脇役で出演している)などなど。
声を聞いただけで80年代へタイムスリップできるくらい、当時聞き慣れた声優さんたちが目白押しである。
ヒロイン泉野明(いずみ のあ)を演じた冨永みーなの声も役柄にぴったりとはまっていて、キャストに関してはどこにも不満がない完璧な配役ではないだろうか。
さらに個人的に好きな声優さんを足していくと、
山崎ひろみ役の郷里大輔。『Zガンダム』のバスク・オムと言えば誰でも知ってるキャラですね。
え? 知らない?
他に演じているといえば、バスク・オムよりは知名度が遥かに低いですが、『ドラゴンボール』の牛魔王ですかねえ……ちょい役ですから、だれも覚えてないでしょけど(確信犯)。
声質から分かる通り、悪役を演じることが多い郷里大輔さんですが、巨漢であるのに物腰が柔らかいという本作の役柄に、見事なミスマッチの妙を付け加えていて、これまた適役でした。
『ガンダム』つながりで言えば香貫花クランシー役の井上瑤さんも忘れてはいけません。ご存知セイラさんです。
すでに他界されていますが、セイラさんと香貫花の瑞々しい演技のせいか、もうこの世にいらっしゃらないというのが、あまり実感がわきませんね。ご冥福をお祈りします。
さらに南雲しのぶ役の榊原良子に至っては、いつ聞いても惚れ惚れするほど凛とした声である。女性上司の声であって欲しい人ナンバーワンと言っても過言ではないだろう。
飄々とした中に迫力を秘めている後藤隊長を演じた大林隆介さんもいい味だしているし、整備班の職人気質の班長・榊を担当した阪脩(さかおさむ)さんもナイスですね。TV版『攻殻機動隊』の荒巻課長も演じていますが、存在感のある脇役として、ときに物語の中枢にも食い込んでいくキャラクターを演じることが多いような気がします。
登場するロボットが非常に少ないロボットアニメであり、それに比例してキャラクターも少ないように感じられる本作ですが、こうして好きな声優さんを並べていくと意外に多くのキャラクターが登場していることに驚きますね。
主要キャラクター以外の人物がたんなるモブではなく、それぞれに肉付けされているキャラクターとして登場しているからこそ、本作や劇場版の続編『機動警察パトレイバー2 the Movie』でも、ロボットを主軸にしたストーリーラインではないのに、引き込まれるほどの面白さが生まれるのではないでしょうか。
ちなみにシバシゲオという整備班のキャラクターは、声を当てている千葉繁さんをモデルに描かれているそうです。
これは千葉さんを高く評価していた押井守監督が考案したキャラクターだからだそうです。
ちょっとした遊び心だったのかもしれませんが、なるほど『パトレイバー』に欠かすことのできない存在となっていく経緯(シバはやがて班長に昇進する)はそのまま、欠かすことのできない声優・千葉繁の存在感があったからこそなのかもしれません。
◆総評。近未来という日常の延長。
押井守監督作品には共通する3つの見所がある、とアニシエは思っている。
- 美しく書き込まれている背景。そのどれもが絵画的に繊細かつ緻密である。
- 上質のサスペンス手法を用いた整合性の取れた美しいドラマツルギー。
- メカアクションを主軸におきながら、戦闘シーンを極力排しているにもかかわらず、その戦闘シーンのどれもが鮮烈に記憶されるくらいカッコイイものとなっている。
1989年に公開されたというのに、そのクオリティの高さはデジタル全盛のこの時代においても、まったく色褪せていない。
逆を言えば、アニメを取り巻くテクノロジーの進歩と物語(=ドラマツルギー)の進歩というものは、決して相関関係になっていないということでもある。
一昔前のアニメが描く近未来とは、車は空を飛ぶし、電車はなぜか透明チューブの中を走っていたり、すべての歩道が動く歩道になっていたりした。整合的な未来というよりは、原理原則を問わない装飾的な未来社会に激変しているものが多かった。
『パトレイバー』では、そもそもの発想が逆順であると思われる。
つまり、「現在、この環境において巨大ロボットが日常的に存在していたらどうなるか?」
という思考実験からスタートしているのではないだろうか。
日常の風景にロボットが存在していることが、そもそも馬鹿らしいと思う人は、おそらく想像力が欠如している人だろう。
なぜなら、現代社会におけるスマホの存在だって、充分に常軌を逸しているのだから。
手のひらサイズの情報端末で世界と繋がり、あらゆる情報にアクセスできる社会など、80年代であれば「なにを馬鹿なことを言ってるんだ。パソコンがそんな小型にできるものか」と笑われたに違いない。
じっさい、科学技術というものは、どこかに一極集中することで爆発的なイノベーションを起こしうる。
60年代~70年のGPSすらなかった時代、すべてのデータがアナログでしか存在しない時代に人間は月面に降り立っているのだ。
これもまた、米ソ間の熱狂的な宇宙開発競争の果てにたどり着いた境地であり、そのまますべてのテクノロジーが宇宙開発へ向けれていれば、いまごろは本当にスペースコロニーのひとつも建設されていたっておかしくはなかっただろう。
だが、世界はやがて情報そのもに価値観がシフトしていき、宇宙開発へ向けられていた感心(と予算)が薄れてしまった。
だが、その恩恵として今日の情報化社会が発展しているのであり、スペースコロニーに費やされるはずだった技術力が、我々の手元に結実して便利な端末を格安で手に入れられる時代になったのだ。
そう考えると、スマホはないがスペースコロニーで生活している『ガンダム』の世界というのは、現実社会において宇宙開発技術のみが大きく発展したパラレルワールドとして捉えることも可能になってくる。
つまり、ありえない世界ではない、ということが言えるのではないだろうか。
巨大なロボットに関して言えば、そもそも物理学的にムダが多すぎるため、趣味以上の実現性が難しい。
だが、まったく望みがない話というわけでもない。
新たな技術・新たな材質・新たなエネルギーと、どこかで技術のブレイクスルーが発生すれば、実現したとしても不思議ではないのだ。
すでに人型サイズのロボットにおける有用性は確立されつつある。
工業用ロボット、介護用ロボットなど、パワーと繊細な動きを必要とし、過酷な労働環境に耐えうる存在として、人型ロボット(=アンドロイド)は社会から嘱望されつつある。
リアルな日常に巨大ロボットを持ち込んだ作品である『パトレイバー』に、いまなお多くのファンが存在するのはなぜか?
それは「いつの日か、こんなカッコイイロボットが本当に存在する社会がやってくるのではないだろうか」という期待に胸を踊らせることができる作品だからだろう。
アニシエだって、生きているうちにレイバーが闊歩する世界を観てみたい。
ロボットが好きな人はもちろん、自分が生きる時代の数年先について思いを巡らしてみたいというロマンティストなアニメ好きにもぜひ観てほしい作品です。
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