◆評価:★★(30)
TITLE | クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者 |
DATA | 2009年 |
STORIES | 全12話 |
目次
◆あらすじ。
国の女王を決める4年に一度の命懸けの闘技会、クイーンズブレイド。
建国から続く伝統に従い、最も強い女性がこの国を支配できる。
12歳以上の女性であれば、たとえ他国の者でも、人間でなくとも、
知的生物の女性であれば参加が認められる。
競技会はルール無用の殺し合い。己が得意とする武器や殺人技を駆使した命懸けの試合となる。
一方が試合放棄するか、動けなくなるまで決着はつかない。そして戦いの模様は宮廷魔術師の魔法により、全国土の水晶球に中継される。
民衆達はその戦いを熱狂的に観戦するのだ。あなたはクイーンズブレイドに参加する美闘士だ。
待ち構える運命は女王の座か、敗北の屈辱か、それとも死か。
◆なるほど……な、第二期。
主人公のレイナは、数々の試練を経て闘士として成長し、クイーンズブレイドへの参加を決意する。
彼女は女王・アルドラが待つ帝都・ガイノスに向かう。そこにはレイナと同じく、美しさと強さを兼ね備えた美闘士たちが集結し、闘いは佳境へ突入する。
レイナの姉、クローデットはヴァンス家の復権を心に誓い、トモエとシズカは祖国・ヒノモトのために戦います。天使長に参戦を命ぜられたナナエル、沼地の魔女の手下たちと、様々な思惑が重なりあっていく……。
と、まじめに説明していて、なんとなく虚しくなってしまう。
なぜなら、視聴者が知りたいのは、たぶんそこじゃないからだ。
で、脱ぐの? 脱がない?
凄くなってるの? なってないの?
そう。この作品の続編を観るということは、そこに焦点を当てていなければ嘘である。
「いや、この作品は女王支配社会とそれに抗う女性戦士の物語を通じて、現代社会におけるジェンダーレスな社会づくりをする上での歪みや軋轢を表現するためのものであり……」
などと、うそぶいたいた説明をしてはいけない。
この作品で知りたいことは、つまりこれだろう。
脱ぐよ!
もちろん、すっごくなってるよ!
◆声優について。
本作の声優については、前作『クイーンズブレイド 流浪の戦士』と同じなので、きょうみのある方はそちらを参照してください。
以上。
◆総評。
というわけで、
予想通りに衣服が破れ飛び、
予想通りに裸体が舞い踊る。
そこまでは問題なく(教育上は問題大アリな作風だが)視聴できた。
もちろん、そこまでは大方の予想通りである。
第二期になって、一切お色気無しで、激鬱展開になります、なんて言ったら暴動が起きるだろう。
アニシエが個人的にこの作品の評価が低いのは、次の理由である。
最終回のレイナが、尺的に時間いっぱいのため、これまで闘った美闘士たちの技をいつの間にか習得していて、完璧に使いこなしているという超展開のせいである。
あまつさえ、解説員のキャラの皆さんが「これがレイナの強さ……」と感嘆します。そんなライバルたちがとことんアホっぽく見えてしまったので、申し訳ないが前作より下方修正です。
脱衣アニメがメインであり、適当な物語設定なのは承知なのだが、ご都合主義にもほどがある。
『他人の技を盗みまくる』という解決策で幕を閉じたわけだが、完全に視聴者置いてけぼりである。
そんな片鱗、これまで観てきた全12話中、一度だって現れていないし、伏線も布石もなかった。
え? なんで?
と首を傾げている間に終わりを告げる。
まあ、しょうがない。肌色アニメなのだ。多少強引な終わり方でも仕方ないのだ。
そう自分に言い聞かせる。
きっと、第三期に説明があるさ。うん、きっとそうに違いない。
というわけで、淡い期待をもって第三期へと続く。
それでは、また別の記事でお会いしましょう。
<執筆者:アニシエ>
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