ランダム視聴について

ランダム視聴について

◆なぜランダムか?

どうも。当サイト管理人アニシエです。

「どうしてこのサイトはランダムに作品をレビューしているのか?」について少し説明しようと思い立ち、今回の記事を書くことにしました。

決して、仕事が忙しくてアニメを観る時間が減ってしまい、レビューするまでに時間がかかるから、ちょっとした記事を書いてお茶を濁しておこう、などという適当な理由ではないことをここに書き添えておく……げふっ(吐血)。

 

◆好きなもの以外を発掘する楽しみ。

サイトを立ち上げるときに考えていたのは、

自分の好きな作品を並べて個人レビューのアーカイブスにしよう、というものでした。

さっそく、自分が所持している作品、持っていないけどこれまでに観てきた作品、観たことはないけど、これから観てみたい作品などをリストアップしてみました。

 

ここまで調べてみると、さらに多くの知らなかった作品の情報までも知ることになっていき、それらの中で「観ようかスルーするか迷った作品」も、どうせならリストに入れておこうと決め、よせばいいのにリストがさらに増えていくことになりました。

 

「どうせ観るなら、これまでまったく知らなかったようなタイトルも視聴してみよう。もしかしたら隠れた名作を見つけることができるかもしれない」

 

リストアップ作業をしつつ、ちょっとした宝探しのようなワクワク感を味わいながら、ほくほくと作業を進めていきました。

 

◆驚きの作品数。

こうして、2018年のサイト立ち上げの時点でリストアップした作品の総数が

777作品。

 

すげえ。狙っていたわけじゃないんですが、確変確定な数ですね。

 

仕事と育児の合間で、強引に時間をやりくりして視聴したとしても、年間で平均すると80タイトルくらいが限界である(この中には劇場版や3~6話くらいのOVAも含まれます)

 

1クール(全12話)の作品だけならもっと数が増えるだろうが、昔のタイトルは(とくにサンライズロボット系は)基本的に1年間放映され全45話前後の長さがある。

 

テレビアニメの本編だけの尺は、だいたい21分である。

 

つまりオープニング・エンディングをすっ飛ばして中身だけ観たとしても、1時間に3話である。

 

1日3時間、がんばって視聴したとして9話分。ということは45話を観るには5日間かかるということだ。

 

実際、毎日3時間をアニメに費やせるかというと、なかなかそうはいかない。

 

ただ、アニシエは仕事柄、出張も多いので、そこで話数を稼ぐ雑想記「アニメシ」を参照ということをしているのだが、それでもやっぱり平均して年間80本が限界だろう。

 

ということは、およそ10年間、2018年以降の新作アニメをまったく観なくても、まかなえるくらいのタイトル候補はあるわけだ。なんだかめまいがしてきますね。

 

とはいえ、やはり新作アニメは観たい! さりとて往年の名作も紹介したいし、隠れた秀作も発見したい……。

 

ということで2018年からはその年に放映されたアニメで興味を引くものをさらにリストへ追加していくことに決めました。

 

やばいね。

 

寿命が尽きるまでに全てをレビューできる気がしない……ははっ。

 

◆『ミテミタアニメ』の誕生。

完全なる個人サイトを作り、好きなものだけ並べておこうという最初のスタンスから、

新しく興味を持った未視聴の作品(新作・旧作を問わず)を追加することにより、色々な人にレビューを読んでもらって、楽しんでもらったり役立ててもらえたら、ただのアニオタである僕でも世の中の一助になるんじゃないか? と考え直し、なるべく読みやすく面白い記事になるよう考えて書くことにしました。

 

それにともない、これまで何度も観た作品であったとしてもレビューを書くさいには、改めて視聴するという自分ルールをつけ加える。

こうして、視聴準備が整い、いよいよ「なにから観ようかな?」と考えたときに、そのあまりにも膨大なリストを前にしてしばし黙考する。

 

書き出されたリストを上から順番に観ていくというのも、なんだか面白みがない。

 

かといって好きなものから観ていったら、後半飽きてきそうだ。

 

ならば、自分の中のワクワク感を維持するため、乱数プログラムによってランダムに視聴する作品を選んでいこう。

ネットで無料で利用できる乱数メーカーを使用して、観ていく作品を20作ずつ選定していくことに決めた。この20という数字はとくに意味がない。多すぎても把握するのが面倒くさいし、少ないと頻繁に決めなければいけない。2~3ヶ月に一回ルーレットを回して楽しもうというノリである。

番号が被ってしまった場合は、半分より上の場合は上の段へ、下ならば下の段へ順次移動していくことに決める。

 

こうして、ランダムアニメレビューサイト『ミテミタアニメ』のテイストが固まった。

 

 

◆この時代だからこそランダムが面白い。

アニシエがDVDやブルーレイ、あるいはこれまでに録画してきたタイトルをすべてかき集めてみても、現物として所持しているのは、おおよそ(タイトルの数で)150本くらいである。

 

観たい作品数の半分にも満たない数である。

 

 

しかし2019年現在では動画配信サービスの普及により、昔のタイトルの検索・視聴がかなり容易になっている。

 

愛妻の慈悲無き断捨離により、宝物(アニメ全般のすべて)に危機が訪れているアニシエには動画配信サービスはまさに救いの女神である。

(アニシエがオススメする動画配信サービス『U-NEXT』の検証記事はコチラから)

一昔前は長期海外出張などになると、DVD10枚くらいと、ポータブル・プレイヤーを持参していたけど、かなりかさばるし、いくらポータブルとはいえやはり重かった

 

それでもアニメが観たい一心で持っていったものだが、今では出張先にWi-Fiさえあれば、スマホひとつでアニメが観れる。

 

自宅であれば子供を寝かしつけたら、その横でイヤホンつけてアニメが観れる。

 

なんて素敵な時代だろう。

 

昔の作品であってもデジタル・リマスターによってクリアに視聴できるという点も素晴らしい。

レンタルビデオ(VHSテープ)を借りていた頃、人気作品になればなるほどテープにノイズが走る率が高かった。そんな悩ましいアクシデントも過去の笑い話となってしまった。

 

『ガンダム』であれば10本以上のテープやディスクを持ち帰り、さらに返却しなければいけなかった手間もなくなった。

 

ネットで動画が観れる時代だからこそ、往年の名作を観る機会がぐっと増えていくことになるだろう。

 

◆もう少し先の未来。もっと便利になる気がする。

現在、さまざまな動画配信サービスが提供されているが、それぞれに個性を打ち出して競合している時代だともいえる。

Aというサービスでは○○という作品が観れるが、Bというサービスでは観れない。

逆もまたしかりで、それぞれのサービスに必ずしも自分が観たいと思っている作品がすべてラインナップされているわけではないのが実情だ。

 

1~2サイトくらいの利用ならできないわけではないが、これが5~10サイトと増えていっては面倒くさい。

 

アニシエが思っているくらいだから、きっと世界中の誰もが感じている新たな時代の不便であろう。

 

今はまだ、あまりにも多い配信サイトのせいで、逆に迷ってしまって手を付けていない人もたくさんいるだろう。

 

あるいはひとつくらい登録して、その中だけで我慢している人も多いはずだ。

 

ということは、そこに統合的なサービスを開発して提供しようとする企業はいずれ登場するだろう。

もしかしたらすでに動いている企業もあるかもしれない。

 

世界中の動画配信サービスから目的の作品をピックアップして提供するようなプラットフォームがあれば、誰もが気軽に利用するはずだからだ。

 

そのときには統合型のサービス料金が設定されるだろう。そして、まず最初に定額で視聴できるのは古いタイトルからではないだろうか。

 

そういう意味では、きたるべき全アニメタイトル視聴サービス環境においてのガイド的な役割(の一旦でも)『ミテミタアニメ』が担えれば、当サイトの存在意義も少しはあるだろう。

 

そういった意味合いにおいても、古今のタイトルをランダムに視聴するレビューサイトが一個くらいあってもいいですよね。

 

◆アニメの普遍性とは。

アニメに限った話ではないが、そもそも根源的な物語というものにおいては古い・新しいという概念自体が、あまり大きな意味を持っていない。

 

時代を感じさせるドラマや設定、あるいはすでに現実として追いついてしまった古いSF作品であろうと、要はその内容を自分の脳内で補完できればいいのである。

 

アニメもまたしかりで、子供の頃に観た作品を見返すと、記憶よりも技術的にすごい手間をかけていたりする作品を再発見することになったりする。なかなかにエキサイティングな体験である。

 

逆に、あれほどかっこよく見えていたロボットたちが、かなりショボイ造形だったという事実を突きつけられることもある。

 

そういうときは「俺は脳内でどれだけ美化していたんだろう」と苦笑することになるわけだが、それもまた一興である。

 

有名なSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』という作品は、映画『ブレード・ランナー』として1980年代に上映し、さらに2017年にもリメイクされた。

原作は1968年に出版されている。今この時代に読んでみると、未来を舞台にした作品であるが色々なところで時代性が映し出されている。

 

たとえば、アンドロイドが人間そっくりに活動しているくらい科学が発達していても電話は電話線からコードが伸びているし、警察署内はタバコの煙でもうもうとしている状態であったりする。

 

60年代当時では、タバコに対する倫理観が激変することも、電話がコードレスになり衛星によって中継されることも、予測は困難であった。

 

だからといって、この作品が古臭くなるかと言うと、そうはならない。

 

最新版の『ブレード・ランナー』では、より現代的な未来社会へと再構築され、なおかつ原作の面白さを損なわないようにリファインされている。

 

このような飛び抜けた名作であれば何度でもリメイクされるだろうが、アニメの場合はよほど知名度が高くないと、なかなかそうはいかない。

 

『ガンダム』における『ジ・オリジン』だって、リメイクというより別物である(原作含む)。

 

脳内美化されている昔の作品を再視聴してみて、そのギャップを修正することもレビューを書く上で必要だし、『名作』と呼ばれる作品には少なからず、時代を無視できる楽しさが含まれているわけで、どこにそのポイントが存在しているのかを再確認したいという好奇心もある。

 

また、自分がこれまで知らなかった作品、あるいは大多数の人にも知られることが少なかった秀作なども探してみたい。

 

そういった見逃してきてしまった数々の作品を、再び陽の当たる場所へ持ってこれたらいいなあ……。

というのが当サイトのアニメ愛である。

 

まあ、こんなことアニシエがしなくたって、アニメ好きなら個人個人で誰でもやっていることだけどね。

 

 

 


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